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#09 / 10 カルテ

年間収支計画カルテ 見方ガイド

35〜45 チャネル別売上 × 13 か月推移、チャーン率シミュレーション、P/L 集計、既存 vs 新規の売上分解までを 1 枚にまとめた、年間収支計画カルテです。

S1

このカルテで分かること

13 か月 売上推移

M0 から M12 までの月次売上計画を折れ線グラフで見える化します。

P/L 集計

売上 / 原価 / 粗利 / 人件費 / 広告費 / その他経費 / 営業利益 を 1 表に集約します。

チャーン率シミュレータ

チャーン率を変化させた時の M12 月商シミュレーションができます。

S2

主要用語の解説

用語

M0 / M12

平たく言うと:
M0=計画開始月・M12=12 か月後。カルテのタイムスパンの両端を表します。
例えば:
2026年4月開始なら M0=2026/04・M12=2027/04
用語

P/L(Profit and Loss)

平たく言うと:
損益計算書。売上から経費を引いて利益を計算します。
例えば:
売上 ¥529,304 / 原価 ¥158,791 / 営業利益 ¥20,513
計算式:
営業利益 = 売上 − (原価 + 人件費 + 広告費 + その他経費)
用語

チャーン率

平たく言うと:
顧客が離脱する月次の割合。EC・SaaS で最重要の経営指標です。
例えば:
月 5% = 1,000 人中 50 人が翌月離脱
計算式:
離脱客数 ÷ 全客数 × 100%
用語

営業利益

平たく言うと:
売上から人件費・広告費等を引いた、本業で稼いだ利益。
例えば:
売上 ¥529,304・経費合計 ¥508,791 → 営業利益 ¥20,513
計算式:
売上 − (原価 + 人件費 + 広告費 + その他経費)
用語

既存 vs 新規

平たく言うと:
既存顧客の繰り返し購入 vs 新規顧客の初回購入の売上分解。健全な事業は既存売上が新規売上を上回ります。
例えば:
M12 で既存売上 ¥3,200,000 vs 新規売上 ¥1,800,000
S3

カルテの読み方

年間収支計画カルテは下のような 5 ブロック構成 (顧客プール → 13 か月サマリー → 売上推移 → P/L 集計 → チャネル別売上) です。各ブロックの意味と読み方を、実カルテと同じ並びでそのまま解説します。

09 年間収支計画カルテ |テスト家具店(サンプル)
ブロック 1|顧客プール

顧客プール推移

M0 顧客数873 人
M12 顧客数1,520 人
月次チャーン率5.2%
均衡点1,920 人
業界別 参考レンジ (家具EC)
月次チャーン率目安3.0〜7.0 %/月

※ 計算には使われません (参考のみ)

📘 この枠は「顧客プール推移」です

受注データから算出した実チャーン率と顧客プール推移を表示します。業界参考レンジと比較することで、自店のチャーン率が業界平均より良いか悪いかを把握できます。

ブロック 2|13 か月サマリー

13 か月サマリー

M0 月商
¥3,000,000
M12 月商
¥4,800,000
M12 成長率
+60%
累計 13 か月
¥48,600,000
📘 この枠は「13 か月サマリー」です

M0 (開始月) と M12 (12 か月後) の月商、成長率、累計 13 か月の売上を 4 数値で表示します。経営計画書の骨格として、ここの数字が年間目標になります。

ブロック 3|月次売上推移

13 か月 月次売上推移

M0
¥3,000,000
M3
¥3,500,000
M6
¥4,000,000
M9
¥4,400,000
M12
¥4,800,000

※ 実カルテでは折れ線グラフで 13 か月全件と、既存 vs 新規の積み上げ棒グラフも併記されます。

📘 この枠は「13 か月 月次売上推移」です

M0 から M12 までの月次売上を折れ線で見える化します。月次の細かい変動を追うことで、季節要因や施策効果の現れ方を把握できます。「既存 vs 新規」の積み上げ棒グラフも併記されます。

ブロック 4|P/L 集計

1 か月分 P/L 集計

売上¥4,800,000
原価¥1,920,000
粗利¥2,880,000
人件費¥1,200,000
広告費¥720,000
その他経費¥480,000
営業利益
¥480,000 目標達成率 96%
📘 この枠は「1 か月分 P/L 集計」です

売上 − (原価 + 人件費 + 広告費 + その他経費) = 営業利益。M12 時点の P/L 集計が表示され、目標達成率も併記されます。営業利益が黒字 (本業で稼げる状態) か赤字かの最重要判定指標です。

ブロック 5|チャネル別売上

チャネル別 1 か月分 売上 (35〜45 種)

A. 見込み広告 (15 種)
  • 楽天プロモーションプラットフォーム(旧RPP広告)¥850,000
  • Google 検索¥620,000
  • Meta 広告¥380,000
  • 残 12 種
B. 既存客 (10 種)
  • メルマガ¥720,000
  • LINE 公式¥450,000
  • 再購入¥980,000
  • 残 7 種
C. SNS オーガニック (10 種)
  • Instagram¥320,000
  • YouTube¥180,000
  • TikTok¥150,000
  • 残 7 種
📘 この枠は「チャネル別売上」です

A. 見込み広告/B. 既存客/C. SNS オーガニック の 3 グループ × 35〜45 チャネルで売上の内訳を出します。どのチャネルに投資すれば月商が伸びるかの最終判断材料です。Excel 一括アップロードまたは手入力フォームから値を更新できます。

📘 全体の読む順序 (推奨)

  1. ブロック 1 顧客プール → 自店チャーン率と業界レンジを比べて健全度を確認
  2. ブロック 2 13 か月サマリー → M0 / M12 / 成長率 / 累計の 4 数値で年間目標確認
  3. ブロック 3 月次売上推移 → 月別の細かい変動 (季節要因等) を追う
  4. ブロック 4 P/L 集計 → 営業利益と目標達成率を確認
  5. ブロック 5 チャネル別売上 → 投資対効果の高いチャネルから順に予算配分を決定
S4

こんな時に使う

  1. 1
    経営計画書の起点として使う時 12 か月の数字目標を全社で共有する 1 枚として機能します。
  2. 2
    投資判断をする時 「ここまでは広告投資できる」という上限の根拠(LTV 計算と連動)が得られます。
  3. 3
    株主・取引先報告に使う時 P/L と 13 か月推移の収益計画説明資料として、そのまま提示できます。